ファスティングとは「断食」のことです。そして、一定期間食事を断つことでダイエット効果を期待して行うのが、ファスティングダイエットになります。
日本では、ファスティング=ダイエット法のひとつと考えられがちですが、ファスティングの本来の目的は、ダイエットではなく内臓を休ませてあげることです。
食事をすれば、体内に摂り入れたものを消化するために内臓が働きます。消化機能にエネルギーがずっと使われていると、腎臓や肝臓といった臓器のケアに十分なエネルギーを使うことができません。
ファスティングをすることで内臓を休ませると、ほかの臓器にエネルギーを使うことが可能になり、メンテナンスができるようになります。
消化にエネルギーを使わなくなると、体は体内の老廃物や有害物質、毒素を排出することにエネルギーを使うようになり、体の中をデトックスすることができるのです。
体に溜まっていた老廃物、毒素を排出できると、代謝が上がって疲れにくく痩せやすい体質へと変化します。新陳代謝も活性化してくるので、肌の調子が整ってきますし、むくみや冷えなども改善されてくるでしょう。
ほかにも、下記のような効果を実感することができます。
ファスティングによって臓器を休めることができると、白血球の働きが活発になります。そのため、免疫力が向上し、ウイルスや細菌への感染やがん細胞の増殖などが抑えられるといったメリットがあります。
また、消化機能を一度リセットすることができるので、アレルギー症状が緩和されるといったことも期待できます。
外食が多かったりすると、濃い味付けや化学調味料で味覚が鈍くなっているものです。それが、ファスティングをして固形物を摂らない期間を設けることで、味覚がリセットされて素材そのものの味をしっかりと味わえるようになります。
ファスティングには、リラックス効果もあるとされています。食べ物を体内に摂り入れないと、脳の栄養分となるブドウ糖が不足するため、体は肝臓の脂肪酸をケトン体に変えて、脳の栄養分にしようとします。
このケトン体で脳が満たされることで、リラックス時に出る脳波(α波)が多く発生し、リラックス効果が得られると考えられているのです。
元気でいる為には食べないとと言う固定概念がある方もたくさんおられると思います。わたしもそうでした。
趣旨を理解すると、暴飲暴食も控えておこうと思えるかもしれません!
疲れたら、食べるより寝る!
臓器を休ませてあげましょう!