半身浴神話のウソ
美肌のためにと必死で半身浴に励んでいる女性が多いようです。
それはなぜかというと、半身浴で代謝が上がって、やせやすくなったり、肌が綺麗になったりすると、世間では信じられてるからです。
でも、代謝アップのために本当に必要なのは運動。外から温めるのではなく、自分の力で温めないと、代謝はあがらないのです。
半身浴はもともと、肥満や高血圧などの生活習慣病の患者さん向けに推奨されていたもの。家庭内での脳卒中や心筋梗塞などの突然死のほとんどが、浴室で起こっていたからなのです。
そのため、血圧を急に変動させないよう、みぞおちのところまで湯につかる半身浴が推奨されたという経緯があります。
入浴で毛穴の汚れは落ちない
半身浴で汗をかくと、毛穴の汚れが落ちるとか、デトックスできるなどと言われますが、これも正しくありません。そもそも汗は、体温調節をするためにあるもので、出てくるものと言えば、水分の中にアンモニアや塩分などの水溶性の排泄物が含まれている程度です。毛穴の汚れも体内毒素もほとんど汗からは排泄されません。
しかも、半身浴で汗をかくのが習慣になっていると、汗腺が活性化されているので、夏場などに汗をかきやすくなってしまいます。半身浴もほどほどにしないと、美容にマイナスになるということです。
みなさん、意識してみてください!
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