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- 2021/05/01
- 美容・健康
サプリメントの飲み過ぎは注意!
サプリメントや薬の飲み過ぎは注意!肝臓に負担がかかります。
肝臓は、代謝・解毒・排泄に重要な働きをする臓器です。
体に入った異物(有害物質)は、肝臓に多いシトクロムP450という酵素によって代謝され、水溶性に変換されたのち、尿や便、汗といっしょに体の外へ排出されます。
体に入った物は、ほぼすべてが、いったん肝臓を通り、この代謝経路によって無毒化されるのです。
異物がたくさん入ると、肝臓はその分、多く働かなくてはなりません。そうして負担が積み重なると、肝機能の低下や肝障害へとつながります。
呼吸をしたり、食べ物を摂取したりする必要のある私たちは、異物を全く体に入れないことは不可能です。生きている限り、肝臓に負担がかからない人はいません。だからこそ、不調のあるなしにかかわらず、肝臓をいたわることはとても大切なのです。
特に、年を追うごとに肝臓への負担は確実に蓄積されていきます。
疲れやすい、お酒に弱くなった、肩こりが取れにくい、じんましんが出やすいなどの体の不調を、「年のせい」「ストレスのせい」で片づけていませんか?
血液検査の数値が基準値内でも、体のちょっとした不調が、肝臓の機能低下によって起こっている可能性は十分考えられます。
肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、よほどのダメージがないと症状が現れません。症状が出てからでは、取り返しのつかない状態になっていることが多いのです。そうならないためにも、元気なうちからケアしておくことが肝要です。
肝臓の負担を大きくする要因のなかでも、私が声を大にしていいたいのは、特に高齢者に多い「薬の飲み過ぎ」です。
薬ももちろん肝臓を通って代謝されるので、飲めば飲むほど肝臓に負担をかけます。多くの薬を服用すると、それだけ酵素が必要となるため、代謝が追いつかなくなるのです。
その結果、薬の効果が得られなかったり、薬の毒性が増えて副作用が起こりやすくなったりします。さらに、ほかの有害物質や、体の中で不要になった物質も、うまく排出できない体になってしまいます。
そうしたことを考慮せず、新たに加わった症状に対して、さらに薬を増やしていけば、ますます肝臓は弱ってきます。
《肝臓に負担をかける主なもの》
❶薬の飲み過ぎ
あらゆる薬が肝臓の負担になるので、減らせる薬はないか、医師や薬剤師に相談する。
〈薬剤性肝障害を起こしやすい薬〉
■抗菌薬(抗生物質) ■解熱・鎮痛剤 ■中枢神経作用薬 ■抗ガン剤
❷食品添加物の多い加工食品
食品添加物(保存料、着色料、乳化剤、ph調整剤など)の表示の多い食品はできるだけ控える。
❸ペットボトル飲料
❹農薬を使った野菜
❺過度の飲酒、食べ過ぎ
薬剤性肝障害を起こしやすいのは、抗菌薬のほか、解熱・鎮痛剤、中枢神経作用薬、抗ガン剤などです。しかし、実際にはあらゆる薬が、肝臓にとっては大きな負担となります。漢方薬、サプリメントなども、肝臓にダメージを与えることがあるので、むやみに飲むのは危険です。
肝臓をいたわるためには!
では、日ごろから肝臓をいたわるためには、どのようなことに取り組めばよいのでしょう。
一つは、前述したように、安易に薬を飲まないことです。
例えば、カゼは本来、寝て治すものです。「仕事に行かなければならないので、薬をください」というのは、肝臓を傷めつける行為にほかなりません。
もちろん、カゼが重症化したときは、リスクを承知で薬を使ったほうがよい場合もあります。しかし、初期の軽いカゼであれば、薬に頼らず、体を温めて睡眠をしっかり取って治すほうが、肝臓にとってはいいのです。
なお、前述した患者さんのように、カゼで病院へ行くと抗菌薬を出されることが多々あります。必要な投薬なのか、医師に確認する必要があるでしょう。
そのほか、すでに症状が治まっているのに、病院で出されるからといって漫然と飲み続けている薬はありませんか?
長く飲み続けている薬があれば、ほんとうにその薬が今も必要なのか、医師や薬剤師に相談しましょう。もし減らせるのなら、薬は一つでも減らしたほうが肝臓のためです。
薬のほかに、有害物質を極力体に入れないことも、心がけたい点です。
さまざまな食品添加物(保存料、着色料、乳化剤、㏗調整剤など)が入っている加工食品、ペットボトル飲料、農薬の使われた野菜などは控えたいものです。肝臓に負担をかけるだけでなく、ホルモンバランスを乱して、体にさまざまな悪影響を与えます。
今は、土用にあたる季節の変わり目です。