ブルーライト
![](/upload/tenant_1/f9b3d64b3825439f381b0e73438d8acf.jpeg)
◆ブルーライトってなに?
ブルーライトとは、日本語ではそのまま「青色光」と呼びます。
主にスマートフォンやパソコン、テレビやテレビゲーム機器などの画面、LEDライト・LEDディスプレイなどから発せられる光のなかに含まれています。
ではそもそもブルーライトとは、どのような光を指すのでしょうか?
電磁波(簡単にいえば「光」や「電波」)のなかで、人間の目に見える光を「可視光線」(Visible light)と呼びます。
※電磁波:電力設備、電子レンジ・冷蔵庫などの家電製品、PC・コピー機などのOA 機器、携帯電話・スマホなど、電流が流れるモノから発生する、電場と磁場の変化によって作られる波。
可視光線の波長は約400~830nm(ナノメートル)。ブルーライトの波長は約380~500 nmです。
ちなみに波長が400 nmよりも短いと「紫外線(UV)」、700 nmよりも長いと「赤外線」と呼ばれます。
波長は短いほど振れ幅が小さく細かく、比例してエネルギーや刺激が大きくなります。
つまり、ブルーライトは紫外線に近い性質を持つ、紫外線の次に波長が短い光であり、人体に影響を与えるほどにエネルギーが強い、と言えるのです。
◆ブルーライトの人体への影響って?
では具体的に、ブルーライトが及ぼす人体への悪影響・弊害について挙げていきます。
まずは「目」への悪影響についてです。ブルーライトが怖いのは、角膜や水晶体で吸収されず、網膜もしくは網膜の黄斑部に直接吸収されること。
![電磁波の波長図](http://www.vintorte.com/wp-content/uploads/2018/05/c344cb439d1f435027d89f9ec80e71a1.jpg)
※ブルーライトよりもエネルギーが大きい紫外線のうち、ブルーライトと領域の近いUVA波の多くは角膜や水晶体で吸収され、ほとんど網膜までは届きません。
網膜にまで届いたブルーライトは、そこで老化の原因となる活性酸素を発生させます。
この活性酸素によって網膜へのダメージが蓄積されると、将来的に網膜疾患になり、ひどい場合には加齢黄斑変性症という失明を招く疾患になってしまう可能性もあるのです。
日常的には、スマホやパソコン画面などを見続けてブルーライトを浴びすぎると、眼精疲労が現れます。原因はブルーライトが大気中のホコリや水分などに当たって散乱し、わずかにぶれて見えてしまうため。
そのわずかな光のブレを、優秀な目や脳が直そうとして働きすぎ、疲れが出てしまうのです!
また夜遅くまでブルーライトを浴びていると、眠気を引き起こすメラトニンが分泌されなくなり、体内時計が狂ってしまい、なかなか寝付けない不眠症や自律神経失調症など、体全体の不調を招いてしまう結果となります。
当然ながらこれらの不調が肌老化を加速させる原因にもなることは、簡単に想像できますよね。
◆ブルーライトの肌への影響って?
ではブルーライトの直接的な肌への悪影響・弊害とはどのようなものがあるのでしょうか。
先述したように、ブルーライトは紫外線のなかでもUVA波に近い性質があります。
UVA波は肌奥の真皮層にまで届く紫外線であり、真皮層に存在するコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を作る線維芽細胞にダメージを与えます。
コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸は肌のハリ・弾力・保湿を担う物質のため、これらが減少もしくはダメージを受けると、肌にはたるみ・シワが現れるようになります。
ブルーライトもまた、UVA波と同じく真皮層にまでダメージを与える性質があります。さらには(UVA波ではなく)メラニン色素を発生させて日焼けの原因となるUVB波と同じく、色素沈着まで引き起こすと言われています。
毎日当たり前にスマホやパソコンを見る生活になりました。
ブルーライトの恐ろしさはこれからどんどんでてくるのでしょうね。
気をつけたいですね。
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