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2021/07/31
美容・健康

なぜ二日酔いは頭が痛くなるのか

なぜ二日酔いは頭が痛くなるのか




アルコールは体にとっては異物です。

異物が体に入ると、なんとか体に害がない形にしようと体内で分解が行われます。


飲酒によって体に入ったアルコールは、まず肝臓で分解され、その時に「アセトアルデヒド」という毒性物質に変換されます。

その後、アセトアルデヒドは酢酸という無害な物質にさらに分解され、血中に入り、全身を巡りながら汗や尿として体外に排出されます。


適度なアルコール量の場合は、この過程がスムーズなので頭痛や二日酔いは起きません。


しかし、アルコールを過剰に摂取すると、たくさんのアセトアルデヒドが体内に発生し、肝臓で酢酸に分解する処理が追いつかないため、そのまま血液中に流れ出てしまうのです。


血液に乗って全身を巡るアセトアルデヒドが、その毒性で頭痛や吐き気、動機などを引き起こすため、つらい二日酔いや頭痛がおきてしまうのです。




どのくらいの量なら頭痛が起きないのか




厚生労働省が定めるお酒の適量(健康でいられる量)は、「純アルコールで20g」です。


具体的には以下のような数字です。
・ビール(5度)=中びん1本
・日本酒(15度)=1合
・焼酎(25度)=0.6合
・ウイスキー(43度)=ダブル1杯
・ワイン(14度)=1/4本
・缶チューハイ(5度)=ロング缶1本

思ったよりも多いでしょうか、少ないでしょうか。


これは一つの基準ではありますが、個人によってアルコールの適量は異なります。

それは、アルコールの分解酵素を多く持つ人と、そうではない人がいるからです。

たとえば、女性は男性よりも分解酵素が少ない人が多いことがわかっています。


自分にとっての適量とは、お酒を飲んだ翌朝に頭痛がなく、口やのどの渇きを感じていないことがサイン。

翌日の体調をしっかり観察して、適量を把握できるようにしましょう。





お酒を飲むとなぜ顔が赤くなるのか



お酒の適量は個人によって異なりますが、これは肝臓にアルコール分解酵素をどれだけ持っているかによって変わってきます。


わかりやすいサインが、お酒を飲んだときに顔が赤くなるかどうかです。

アルコールの分解中に発生するアセトアルデヒドは血管を拡張させますが、そこに血液がドッと流れ込むので、皮膚が赤く見えるのです。

これを「フラッシング反応」と言います。


フラッシング反応が出やすい人は、アセトアルデヒドを無害化する酵素が少ないので、有害物質が体内に長くとどまってしまい、頭痛や不調の原因になるのです。


「昔はあまり飲めなかったけど、鍛えたら飲めるようになった」という人は要注意。

もともとの分解酵素の量は生まれつき決まっているので、分解酵素が少ないのにアルコールを飲み続けると、体に負担がかかってしまいます。





肝臓は、美容にもかなり関わりがある臓器です。いたわってあげましょう!


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