BMIは国際的な標準指標で、肥満の判定に用いられる。「体重(kg)÷身長(m)2」で算出することができる。
年代別の女性の平均BMIは以下の通り。
20代(20〜29歳) ⇒ 20.6
30代(30〜39歳) ⇒21.6
40代(40〜49歳) ⇒22.3
50代(50〜59歳)⇒22.6
60代(60〜69歳)⇒23.1
70歳以上⇒23.0
BMI結果別のワンポイントアドバイス
■BMIが18.5未満の方
あなたのBMIは標準よりも小さく、痩せていると判定されました。肥満は健康の大敵ですが、もちろん痩せすぎも良くありません。普段から食欲がなかったり運動不足だったりする方は、きちんと食べて適度に運動するように心がけてください。
■BMIが18.5~25未満の方
あなたのBMIは標準の範囲内と判定されました。今の体重をキープするように心がけてください。ただし、体重は標準でも体脂肪率の高い「隠れ肥満」の可能性もあります。日頃から運動不足が気になる方は、適度に運動して自己管理に努めてください。
■BMIが25以上の方
あなたのBMIは標準よりも高く、肥満気味であると判定されました。肥満はさまざまな生活習慣を引き起こす、健康の大敵です。食生活を見直し、適度な運動を取り入れて自己管理に努めてください。
BMIで何がわかるの?なぜ重要なの?
BMIはBody Mass Index(ボディ・マス・インデックス)の略称で、「ボディ・マス指数」「体格指数」などと呼ばれることもあります。太っているか、やせているかといった肥満度を表す指標として用いられるBMIは、ベルギー人の数学者・天文学者であり統計学者のアドルフ・ケトレーによって、1835年に開発されました。現在BMIは、世界共通の計算方法で国際的に用いられています。太りすぎややせすぎは病気にかかるリスクが高まるため、日頃から自分のBMIを把握するのは、健康を維持するために重要なことです。
計算式は以下のとおりで、身長はcmではなくmで計算します。
[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]
肥満の基準は国によって異なり、日本肥満学会は以下のように、BMIが25以上の場合を肥満と定めています。
日本肥満学会の肥満度判定基準
BMI |
肥満度判定 |
18.5未満 |
低体重(やせ) |
18.5~25未満 |
普通体重 |
25~30未満 |
肥満(1度) |
30~35未満 |
肥満(2度) |
35~40未満 |
肥満(3度) |
40以上 |
肥満(4度) |
出典: 日本肥満学会
WHO(世界保健機構)の肥満度判定基準
WHO(世界保健機構)の基準では以下のように、BMIが30以上を肥満と定めています。
判定 |
BMI |
低体重
Underweight |
18.50未満 |
痩せすぎ
Severe thinness |
16未満 |
痩せ
Moderate thinness |
16~17未満 |
痩せぎみ
Mild thinness |
17~18.5未満 |
普通体重
Normal range |
18.5~25未満 |
過体重
Overweight |
25以上 |
肥満予備軍
Pre-obese |
25~30未満 |
肥満
Obese |
30以上 |
肥満(1度)
Obese class I |
30~35未満 |
肥満(2度)
Obese class II |
35~40未満 |
肥満(3度)
Obese class III |
40以上 |
出典:WHO(世界保健機構)ホームページ BMI classification
https://www.who.int/gho/ncd/risk_factors/bmi_text/en/(英語)