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2021/09/12
美容・健康

ちょっと東洋医学 秋のおすすめの過ごし方

秋の過ごし方

東洋医学の考え


東洋医学からみた、秋はいつから?

 

 

東洋医学では、“秋”は立秋(8月8日頃)から霜降(そうこう)(10月23日頃)までをいいます。

 

 

 

 

東洋医学からみた、秋の過ごし方(基本)

 

 

約2000年前の東洋医学の代表的な書物に「黄帝内経」があります。医学論文を集大成いたものですが、その中の中国医学の基礎理論(生理、病理など)を中心に書かれた「素問」の第二篇「四気調神大論」の中で、秋についてこう記されています。

 

「秋の三カ月は“容平(ようへい)”という」

 

容平とは、万物が成熟し、容(かたち)が平定することをいいます。つまり、万物が実を結ぶ時(収穫期)ということになります。

 

 

そして、

 

「志を安らかにし、秋には自分の気持ちを寛大にする。神気を内に収めるようにして、秋の気を安らかにする。志を外に向けず肺気を清らかにする」

 

と書かれています。

 

これは、心を安らかに保ち、意思をいろいろな方向へ向かって出さない(=精神を動揺させない)ように心掛けるようにしなさいということです。

 

 

この時期は、結んだ実を収穫し、次の春に向けて、生命エネルギー(気)を身体の内に収め始める季節です。

秋は、激しい運動などは避け、心静かに落ち着いて過ごすことがポイントです。

 

 

ここで、ポイント!!

 

東洋医学では、1つ前の季節の過ごし方が心身に大きな影響を与えると考えられています。

 

 

春の過ごし方が良くないと、夏に手足などの冷えといった寒性の病気にかかりやすくなり、夏の過ごし方が良くないと、秋に咳などの咳症にかかりやすくなると考えられています。

 

 

秋をきちんと過ごさないと、次の季節<冬>に体調の不調を招きます。

 

 

 

 

 

東洋医学からみた、秋の過ごし方(応用)

 

 

【早寝早起き】

 

 

秋に落ち着いて過ごすことの基本は”早寝早起き”です。

 

 

生命エネルギーである“気”は朝に作られると考えられています。秋は、この“気”の流れが身体の外から内側に変わる季節です。

早起きをし、“気”を体内に摂り入れましょう。

 

 

特に、深呼吸をすると、気がたくさん摂り入れられるだけでなく、その気を体内に巡らせることも出来ます。

 

 

 

ここで、注意!!

 

秋は過ごしやすい季節のため、運動などで体を動かしたくなる方も多いと思いますが、激しい運動は“気”を消耗してしまうため、冬に備えられなくなります。

 

 

また、冬に向けて、夏を活動的に過ごした“疲れ”をとっていくことが秋の過ごし方です。

 

 

夏の疲れをとらずに、気分のままに動き続けると、更に疲れが溜まり、基礎体力の低下を招きます。秋は適度な運動に留めるようにしてください。

 

 

 

 

【気温の変化に注意する】

 

 

秋は気候の変化が大きい季節です。

 

 

初秋(立秋)はまだ暑さや湿気が残り、中秋(秋分)になると空気が乾燥し、晩秋(霜降)には寒さを感じるようになります。つい数日前までは涼しかったのに、と気温の変化に驚くこともあります。

 

 

そこで、いきなり暖房器具(エアコンなど)を使ったり、極端な厚着をするのではなく、徐々に寒さに慣れていくことも身体にとっては大切です。

 

 

だからといって、薄着のままでもいけません。

 

 

夏の間、大量の汗をかき、身体の各組織は水分が不足している状態です。東洋医学では、このような状態で冷えにさらされると、頭痛、鼻づまり、胃痛、関節痛などの症状があらわれやすくなると考えられています。

 

 

秋は天候が変わりやすい季節ですので、こまめに衣服の調整をするようにしましょう。




今年は雨が多く、比較的涼しい夏でしたね!

気温変化など、少しずつ、気をつけて過ごしましょう(^^)

 

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