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- 2021/09/29
- 美容・健康
白髪が増えてきた!原因は?
白髪の原因
■白髪になる8つの原因
1 加齢
年齢を重ねるごとに体内のチロシナーゼは減少し、メラノサイトの働きが低下するため。
2 ホルモンバランス
女性の場合、妊娠や出産の影響で白髪が増えることがあります。授乳による栄養不足やミネラル不足も関係します。
3 ストレス
必要以上のストレスを受けると大量の活性酸素を発生し、大量のビタミンCを消費します。活性酸素は老化現象を加速させ、ビタミンC不足もその一因に。
4 栄養不足
食生活の乱れなどで、メラノサイトの働きに必要な栄養素や、メラニンの材料になる栄養素が不足する。
5 紫外線
紫外線を浴びることで活性酸素が発生し、毛母細胞がダメージを受け、メラノサイトの働きも低下。
6 睡眠不足
細胞が生まれ変わるために必要な睡眠が不足することで、毛母細胞の働きが低下。睡眠中に分泌され、活性酸素を取り除く働きがあるメラトニンの減少も影響。
7 血行不良
体内の細胞に栄養を送る血流が悪くなり、必要な栄養素が頭皮まで届かないため。
8 遺伝
両親のどちらかが若い頃から白髪が多く、メラニン色素が生成されにくい遺伝子を持っている。
■白髪って抜いてもいいの?
“白髪は抜くと増える”という話を聞いたことがあると思いますが、実は科学的根拠はありません。ただ、抜くときに強い力が加わることが毛根へダメージを与え、髪の成長サイクルに悪影響を及ぼすことがあります。ときには生えてこなくなることもあるので、避けた方がいいでしょう。生えてきても白髪の可能性が高く、短い毛はツンツンと立って余計目立ってしまいます。まだ白髪の本数が少なく、目につく場所でやむを得ず……ということなら、根本からハサミで切ることをオススメします。
■白髪はいつから染めるべき?
□髪の内側や後頭部などに白髪がある場合
かき分けないと目立たない場所に白髪がある場合は、分け目をジグザグにとったり、ヘアアレンジでカモフラージュしたり、ハイトーンのインナーカラーを入れるなどの対処がおすすめです。白髪染めのダメージを考えると、白髪の本数が少ないうちは隠す&馴染ませて目立たせない方法を考えたほうがいいでしょう。
□髪の表面や生え際、分け目に白髪がある
白髪の分量が約2割を超えて人目に目立つように感じたら、通常のカラーリングよりも白髪染めを検討しましょう。白髪染めとひと口にいっても下記に挙げるように、種類はいろいろあります。ヘアサロンで相談すれば、今までのカラーリングに白髪染めをトッピングするなど、ダメージは最小限に好みの色を楽しめる提案をしてくれるはず。
黒々とした髪を作る栄養素は「カルシウム」や「銅」
髪に色をつける存在が色素細胞。この色素細胞を活発にしてくれるのが、カルシウムです。
実は、日本人の多くがカルシウム不足だって、ご存知ですか?
髪のためはもちろん、健康のためにもカルシウムは毎日取りたいもの。乳製品、小魚、海藻類、大豆、ゴマ、大根やカブの葉、小松菜などを、積極的に食べてみましょう。
もう一つ、黒い髪に欠かせない栄養素が銅。聞き馴染みがない栄養素かもしれませんが、メラニン色素を作る酵素は銅イオンと結びつくことで効果を発揮するんですって。銅を多く含む食材は、牡蠣、イカ、干しエビ、レバー、ナッツ類、大豆、えごまなど。ナッツ類は、腹持ちもよいので小腹が減ったときのおやつがわりにもおすすめです。
ちょっと東洋医学
白髪は腎臓が関係する
腎臓は主に、血液の中からカラダに必要なものと不要なものをより分けて、不要なものを尿として排泄する役割を担っています。そのため腎臓には、日々、大量に送り込まれる血液の状態を感知するセンサーが備わっています。ですから、腎臓の機能が衰えると、血流が悪くなります。さらには、腎機能が衰えた状態が長く続くと、貧血になってしまうこともあります。その結果、白髪が増えてしまうのです。
東洋医学でも「腎(じん)」は、生命エネルギーを蓄える大切な場所と考えられています。血液の状態を管理しているのが腎臓ですから、それも当然ですね。
そのため東洋医学でも、腎が衰える「腎虚」という状態が白髪を招くといわれています。
ただ、そうは言っても腎臓は、胃腸などの消化器官とは異なり、機能が衰えていても気づきにくい。だからこそ、白髪に悩む人には、正しく腎臓をいたわってほしいのです。
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やっぱり「ストレス」が大敵!
さらに、全身の血流を衰えさせ、「血流不足」を招く大きな原因がストレスです。
私たちが意識しなくても、血液の流れや食べものの消化、そして代謝活動など内臓全般の働きをコントロールしているのが自律神経です。自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、活発に動くときや緊張状態にあるときは交感神経が優位になり、休養したりリラックスしたりしているときは副交感神経が活性化します。
血流に関していえば、交感神経が優位になるとカラダは緊張し血管は収縮します。その一方で、副交感神経が活発になると、緊張がゆるみ末端の血管が拡張します。
だからといって白髪の改善のためには、副交感神経ばかり優位になればいいかというとそれは違います。人間のカラダでは、日中は交感神経が、そして夜になると副交感神経が優位になり、この2つがゆるやかに入れ替わるのが、自律神経が整った状態であり、血流もスムーズになります。
通常は、交感神経が瞬間的に興奮しても、すぐに副交感神経が働いてバランスを整えます。
しかし、強いストレスがかかったり、ストレス状態が長く続くと交感神経優位の状態が収まらず、毛細血管が収縮したままになります。すると、頭皮の血流が衰えて、酸素や栄養分などが毛根に届きづらくなります。そして、白髪などの髪の毛のトラブルにつながるのです。