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- 2021/10/11
- 美容・健康
ざらざら肌は何が原因?
肌がザラザラするのは乾燥肌だから?
皮膚の角質層は、角層細胞が何層も積み重なり、角層細胞間脂質がその隙間を埋めるように存在して綿密な層構造を形成しています。水分の透過に対するバリア機能を担うのは角質細胞間脂質で、おもにセラミドやコレステロールなどで構成されています。この脂質の存在によって、角層細胞同士をつなぎとめたり、皮膚の内部に保持される水分が蒸散して失われてしまうのを防いだりしています。また、角層細胞内には種々の天然保湿因子(NMF)が存在し、水分をとり込んだり、水分を保持したりする役割を担っています。
角質層の表面は皮脂膜で覆われています。皮脂膜は皮脂腺から分泌される皮脂と汗腺から分泌される汗が混ざったもので、この膜によって皮膚の水分が保持されています。
こうした肌本来が有するバリア機能が低下してしまう原因は「乾燥」です。肌の水分量や皮脂量が十分でない、いわゆる乾燥した肌では、表面の角質がめくれあがりやすい状態になり、ザラザラ肌に陥ってしまいます。
その他の原因
●肌のターンオーバーが乱れている
肌は新陳代謝(ターンオーバー)を繰り返すことで、新しい細胞に生まれ変わりながら、古い細胞が角質層から垢として剥げ落ちていきます。しかしながら、このターンオーバーがうまく働かないと、肌がザラザラになると考えられています。
例えば、生まれ変わる細胞が未成熟な状態であると、角質層の構造が不均一な状態になったり、古い角質が規則的に剥がれ落ちずに皮膚に残ったりしてしまい、ザラザラな肌になってしまいます。