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2021/10/21
美容・健康

油の酸化は老化の元!

油の酸化について



油が酸化する」ってどういうこと?

「油の酸化」とは、空気中の酸素と油が結合して起こす反応のこと。油は酸化が進むと分解が起こり、様々な物質が発生します。これらの物質が、油の色が悪くなったり嫌なニオイがしたりという、いわゆる「油の劣化」の原因となります。

さらに分解された物質同士が結合すると、分子量の大きな重合物と呼ばれる化合物になり、これが油の粘りの原因になります。



油の酸化は何が原因?

油が酸化する要因には、空気に触れたり、光や熱にあたったりすることなどがあげられます。つまり揚げ物に使った油だけでなく、保管の方法が適切でないとだんだんと酸化が進むというわけです。



油が酸化すると何が良くないの?

油が酸化すると劣化したり粘りが出たりするとお伝えしましたが、こうなることで具体的にどんな不都合が出てくるのでしょうか?



料理の風味を損なう

天ぷらやフライなどの揚げ物料理は、カラリと軽やかに揚がっていてこそおいしいもの。

しかし酸化した油で調理をすると、こってりと油っこくなりやすく、カラッと揚げるのが難しくなります。また、油の嫌なニオイがついてしまったりと、料理の仕上がりに影響します。




多量に摂取した場合は、健康を損ねる可能性も

酸化した油を多少摂取しても、体内には毒素の分解機能があるため、すぐに体に影響がある訳ではありません。しかし多量に摂取すれば、内臓への負担や健康を損ねるさまざまな病気の原因となる可能性もあります。



肝臓への負担が大きい

「揚げ物を食べ過ぎると太る」というのは誰もが認識していることですが、どのような根拠があるか知っていますか?揚げ物に使われ、高温に加熱された油は酸化しているために過酸化脂質が含まれているのです。過酸化脂質を分解できる臓器は肝臓のみなので、肝臓に負荷がかかりすぎてしまいます。その結果、肝機能障害や脂肪肝を引き起こす原因となるのです。


酸化コレステロールの危険性

コレステロールとは、脂肪の一種です。細胞の動きを守ったり、さまざまなホルモンの材料になったりしています。加熱などによって酸化した食品には酸化コレステロールが含まれます。この酸化コレステロールは血管に悪影響を与え動脈硬化の要因ともなります。


酸化した油のほかにもインスタント食品、マヨネーズ、ウインナーなどの加工肉にも酸化コレステロールは多く含まれているので気をつけましょう。





酸化しないようにするには





空気に触れないようにする

油を保管する際は、なるべく空気に触れさせないようにします。揚げ物をした後に保管する容器は、間口が狭く空気に触れにくいものに入れて蓋をしっかり閉めましょう。容器内の酸素とも反応するので、なるべく口までいっぱいに入れられる容器が良いでしょう。


光にあたらないようにする

油の酸化は太陽の光だけでなく、蛍光灯の光でも進みます。直射日光を避けることはもちろん、電気があたらない暗い場所に保管しましょう。

熱を避ける

保管の際は涼しいところに。使い勝手の良さからコンロの横に置いているという方はいませんか?コンロ周りは特に温度が上がりやすい場所なので、おすすめできません。

なお、一度使った油を鍋の中に放置しておくのは、空気にあたる面積が広かったり、光を浴びやすかったりするので、とても油の酸化が進みやすい状況です。温度がある程度下がったら素早く濾(こ)して冷まし、保存容器に移しましょう。

油が酸化する期間は?何回まで使える??

油の酸化の程度は、保存状態や使用状況により大きく変わります。油の状態をみて、色やニオイなどに問題が無ければ、23回を目安に使うのが良いでしょう。

しかし揚げ物のように、鍋に油を注ぎ(空気・光に触れる)、高温で加熱される食材を調理するのは、油の酸化が進みやすくなる条件がそろった状況であるということ。

その上、揚げた食材から溶け出した成分によっても、油の劣化が進みます。使用後は適切に保存し、早めに使い切った方が安心でしょう。

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