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2021/10/30
美容・健康

インナードライって何?!




インナードライとは


インナードライとは、肌の表面は油分でベタついているのに、内側は乾燥している状態

水分と油分のバランスが崩れて、バリア機能が低下しています。

また、ベタつきとカサつきという両極端な状態であるため、肌質をコントロールしにくいのが特徴

肌の状態に合わせて、部分的にスキンケアを変える必要があります。




インナードライになるメカニズム


ではインナードライ肌は、どのようにして起こってしまうのでしょうか。

そのメカニズムをお話する前に、まずは私たちの皮膚の構造について触れさせてください。

私たちの皮膚は

表皮

真皮

皮下組織

3つに分類されます。

もっとも外側にあるのが「表皮」。

この表皮には、水分保持や外部からの異物の侵入を防ぐ、バリア機能があります。

しかし、インナードライ肌はバリア機能が低下して、水分が蒸発

その蒸発を防ごうと、過剰に皮脂を分泌させて、皮脂膜で覆うようにしてしまうのです

皮脂膜は健やかな肌にも存在しますが、インナードライは過剰な皮脂量。

こうして内側がカラカラ、外側がベタベタの「インナードライ」の状態が出来上がってしまうのです。




脂性肌とインナードライの違い


脂性肌とインナードライの共通点は、表面肌がテカリやすいという点です。そのため見分けが付きにくいのですが、「ツッパリ感」と「カサつき」に着目しましょう。

もしあなたが脂性肌の場合、カサつきや洗顔後のツッパリは感じないはずです。

一方でテカリに加えてカサつきが気になったり、洗顔後に肌のツッパリ感があったりする場合は、インナードライ肌である可能性が高いです。



乾燥肌とインナードライの違い


同じく肌の水分量が不足している乾燥肌とインナードライですが、何もしていない状態の肌で見分けを付けます。

乾燥肌は1日中乾燥していて、テカリやベタつきといった症状は出ません。しかしインナードライの場合は、日中肌がベタついたりTゾーンのテカリが目立ったりといった症状が出ます。



どうして?インナードライになる原因



ではそもそも何が原因でインナードライになってしまうのか。それは肌へのダメージだけでなく私生活が関係していることも。ここからは考えられる原因を見ていきましょう。



偏った食生活や睡眠不足


偏った食生活や睡眠不足といった健康的とは言えない生活を送ることで、インナードライを引き起こす原因を作ってしまうことがあります。

食生活で気を付けたいのは、脂質の多い食べ物です。スナック菓子や揚げ物、ジャンクフードなどは特に脂質が多いので避けたいところ。

脂質が多い食べ物ばかり摂ってしまうと、皮脂が過剰に出てしまいインナードライの原因を作ることに繋がります。他の栄養素もバランスよく摂取できるよう心がけましょう。

同じく気を付けたいのが、睡眠時間です。睡眠不足はあらゆる肌トラブルを引き起こします。

人は寝ている間に細胞に栄養を与え、ダメージを受けたお肌を修復する成長ホルモンを持っています。睡眠が足りていないとこの成長ホルモンが分泌されなくなってしまうため、お肌が自己修復されないのです。

するお肌の水分が失われた状態が続き、乾燥が悪化してインナードライ肌へとなってしまうというわけです。

バランスのよい食事としっかりとした睡眠は、肌の状態に直接関係するんですよ。




お肌の天敵!紫外線によるダメージ

お肌の天敵である紫外線。シミになるというイメージが強いかもしれませんが、紫外線は乾燥も引き起こす厄介な存在なのです。

特に注意が必要なのは、乾燥しないと思われがちな夏場です。夏は汗をかくため肌がベタつきやすく、乾燥によるカサつきを感じにくい季節です。そのためサッパリとしたタイプの洗顔料や化粧水で、スキンケアをしてしまう人も多いですよね。

しかしこの行為が、インナードライ肌を悪化させてしまうことも。日焼け止めなどを塗って紫外線を防ぐことはもちろん必要ですが、紫外線によって起こる乾燥ダメージもしっかりとケアしてあげなくてはいけません。

夏場は特に紫外線ダメージが強いため、インナードライ肌の人は冬以上に乾燥対策に力をいれたいですね。



疲れやストレスからくるお肌の乾燥


疲れやストレスがたまると自律神経が乱れて、血行不良を引き起こします。するとお肌に充分な栄養が行き届かなくなり、乾燥しやすくなります。

また老廃物も溜まりやすくなるため、吹き出物といった他の肌トラブルに繋がることも。

正しいスキンケアをして私生活も気を付けているのに肌の悩みが解消されない、という方は疲れやストレスが原因となっているかもしれません。

インナードライは肌内部が乾燥してしまう症状ですから、何より肌に乾燥ダメージを与えないことが大切です。





インナードライを毎日のスキンケアで改善する方法


クレンジング料はクリームタイプがおすすめ


硬くなった皮膚に入り込んだベースメイクや汚れをしっかり取り除くことが必要なので、洗浄力の高いクレンジングを選ぶのがおすすめです。


ですがオイルクレンジングは一般的なうるおいまで取り過ぎてしまう可能性も高いため、洗浄力は高いけれども、保湿成分もしっかり配合されているタイプのクリームタイプがおすすめです。油の汚れは油で取ります。クリームタイプなら、保湿成分も配合されているので、肌をやさしくほぐしていたわりながら、キメの隅々に入り込んだ汚れもしっかり取ることができます。


洗顔料は充分な泡を作って短時間で終了する


水分不足な状態であるインナードライは、本来は剥がれ落ちているべき不要な角質が剥がれ落ちずに皮ムケした状態となり、皮膚表面に残っている可能性が大ということをお話いたしましたが、不要な角質は洗顔料でしっかり洗い流しましょう。


でもゴシゴシ擦ることは肌にダメージを与えますので、力の入れすぎには注意して。充分に泡立てた後、泡をクッションにして内側から外側に向って円を描いていくようしましょう。これで汚れも過剰皮脂もしっかり取れます。時間の目安としては、丁寧に洗顔したとしても2030秒くらいで終了しましょう。


「丁寧に行う」ことと「時間をかける」ことは、必ずしもイコールではありません。ただし、小鼻などの細かい部分は洗い残しがないよう気をつけてください。


化粧水は、顔全体にたっぷりと。



はじめにメーカーの推奨する量を、コットンを使用して顔全体につけます。手使用よりもコットンがおすすめなのは、コットンの方が手使用よりも一度に肌に塗布できる化粧水の「量」が多いためです。(コットンの繊維が刺激になる方は、手でも大丈夫です。また手の使用を推奨されている商品もありますので、その場合はメーカーのおすすめの使用方法に準じてください。)


そのあと、皮ムケしている部位、毛穴が目立つ部位、ベタつく部位には手のひらに化粧水を出し、指ですくって重ねづけを。塗布後、手で触れたときに、もっちり感、ひんやり感を感じる状態がうるおい満タンの合図です。


クリーム



油が浮きやすい部位は量を減らすか、テクスチャーの軽いものをつけるなど、調整してもOK。とはいえ、全くつけないのはNGです。せっかく頑張って与えた水分が直ぐ蒸発して、また過剰に皮脂が分泌される原因になります。


「水分保持能を改善」することが近道



角層の水分量を安定させることで、化粧水をたっぷり使うことはもちろんですが、ぜひ取り入れてほしいのが「水分保持能を改善する」お手入れを取り入れること。


「水分保持能」とは水分を抱え込み、蒸発させないようにする能力(力)のことで、いわゆる肌の「保水力」なんです。この水分保持能のパワーは、大きくは細胞間脂質の「セラミド」により保たれています。つまりセラミドが充分にある肌は、水分保持能が高いため、化粧水などで与えた保湿成分を角層内に長時間留めることができ、うるおい状態を長く保つことができます。


反対にセラミドが少ない肌は、一旦保湿成分を取り込みますが、水分保持能が低いために、角層内に保湿成分を長時間留めることができずに、すぐに肌が乾いてしまいます。つまり細胞間がスカスカのザル状態になっているので、保湿力の高い化粧水をつけて保湿したとしても、その効果を長く留めることができないのです。

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