ブログ & ニュースblog & news
- 2021/11/06
- 美容・健康
シミができやすい人の特徴
シミができやすい人の特徴
諸悪の根源は血の滞り!?シミをくり返す「瘀血(おけつ)」体質とは
漢方では“カラダの全体に栄養を与え、老廃物を回収するもの”を「血(けつ)」といいます。シミはカラダの内側に主な原因がある肌トラブルのひとつで、漢方では、“血の巡りが滞ること”が大きく関わっていると考えられています。
漢方では、血の巡りが滞る体質を「瘀血体質」と呼んでいます。
血がカラダの隅々まで巡ることで、全身にくまなく栄養が届けられ、その栄養をもとにカラダに必要なありとあらゆるものが作られると考えられてきました。
肌も同様で、血がしっかり巡ることで栄養が安定供給され、新しい元気な細胞を作ることができ、そのお陰で肌の生まれ変わりであるターンオーバーも正常化し、健康で美しい肌を保つことができます。
もし、この血の巡りが滞ると、カラダの末端にある肌には、特に届きにくくなります。肌の栄養が不足し、ターンオーバーは遅くなります。
本来であれば、できてしまったシミは、ターンオーバーにより肌表面へ押し上げられ古い角質と共に剥がれ落ちることで新しいキレイな肌へと生まれ変わるのですが、血の巡りが滞るとそれもうまくいかなくなり、シミが沈着する原因となります。
また、血は同時に、全身を巡りながらカラダのあちこちに溜まった不要な老廃物を回収する役割も果たしていると考えられています。
シミの原因になる黒色色素であるメラニンも、血によって排泄されることでシミになるのを防いでいるのですが、血の巡りが滞るとそうはいきません。肌にメラニンが蓄積しやすくなり、シミを作る原因になってしまうのです。シミ対策には「瘀血体質」を改善することがとても大切という訳なのです。
シミだけじゃない!瘀血体質が引き起こすカラダトラブル
瘀血体質は、シミだけではなく、にきびや肌荒れなどの他の肌トラブルを引き起こす原因にもなります。また、それだけではなく、チェック項目のように、漢方では瘀血体質を放っておくと、頭痛や肩こり、冷えなど女性の代表的な悩みや、生理痛や生理不順、更年期症状など婦人科系疾患にもなりやすくなると考えられています。
シミにさよなら!鍵は瘀血体質を改善してターンオーバーUP!
シミをくり返さない、そしてさらなるトラブルを予防する意味でも、まずは滞った血の巡りを良くして瘀血体質を改善することが必要不可欠です。
瘀血体質は運動不足や食生活の乱れ、ストレス、冷え、むくみ、加齢など、日常のさまざまな生活要因でなりやすい体質のため、気づかないうちにどんどん悪くなっているケースも。
まずは、その原因となっている生活要因を見直すことが大切です。真の原因はあなたの生活の中に潜んでいるかもしれません。
生活見直しポイント1:食生活を見直しましょう!
瘀血体質の原因で多いのが食生活です。動物性たんぱく質や揚げ物など脂っこいものの食べ過ぎなど、食生活の乱れは血の巡りを悪くすると言われています。これらは控えめにし、血の巡りをサポートする食べものや、血の酸化を予防する抗酸化力のある食べものをしっかり食べるように心掛けましょう。
≪血の巡りをサポートする食べもの≫
オクラ クレソン ししとう たまねぎ チンゲン菜 つるむらさき
なす 菜の花 にら みょうが カカオ 酢 紅麹
ターメリック サフラン 紅花など
参考:国立北京中医薬大学日本校監修「現代の食卓に生かす「食物性味表」」
生活見直しポイント2:下半身の運動を心掛けましょう!
筋肉を動かすことで血流は促進されます。特に「第二の心臓」と呼ばれているふくらはぎの運動は全身の血流を促し、瘀血体質の改善を後押しします。マッサージやストレッチ、ウォーキングなど無理のない範囲で毎日続けましょう。
生活見直しポイント3:カラダを冷やさない!
冷えは血流の敵です。特に下半身の冷えには要注意!日頃からカラダを冷やさないように心掛けましょう。慢性的に冷え症で悩んでいる方は漢方での改善もおすすめです。
生活見直しポイント4:ストレスを発散しましょう!
意外かもしれませんが、ストレスも瘀血体質の原因になります。漢方ではストレスにより気の巡りが悪くなると血の巡りも悪くなると考えています。ストレスを溜めすぎないよう、適度に発散しましょう。