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- 2021/11/20
- 美容・健康
肌の摩擦は乾燥やしみの原因に
摩擦は肌にとって敵!
炎症によるシミやくすみ
摩擦は肌にとって刺激になります。刺激は強弱の程度はあれど、肌に炎症を引き起こします。すると、脳が「肌を守るためにメラニンを作りなさい」とメラノサイトに命令。シミの原因になり嫌われがちなメラニンは、実は肌を守る役割があります。
脳から指令を受けたメラノサイトはメラニンを生成するため、紫外線対策を徹底していてもシミができたり、肌がくすんだりしてしまうのです。
角質がはがれてバリア機能が低下
人間の肌は複数の層で出来ています。目に見える一番上の部分が表皮で、表皮は上から順に角質層、顆粒層、有棘層(ゆうきょくそう)基底層の4層構造です。
表皮はわずか0.2mmの厚さしかなく、角質層は0.01~0.02mm程度でラップの薄さとほぼ同じです。それほどまでに薄い表皮に摩擦を与えると、角質層が大ダメージを受けます。
すこやかな肌の場合、角質層には角質細胞が整然とならび、そのすき間を細胞間脂質が埋めています。肌内部の水分蒸発を防ぐ、紫外線や外気の乾燥から肌を守る、ウイルスやほこりなどが体内に侵入するのを防ぐなど、肌のバリアとしての役割を担っています。
しかし、摩擦で角質層がダメージを受けるとバリア機能が低下。外的刺激に対して非常に弱い肌になってしまいます。すると、肌の乾燥悪化によるかさつきやキメの乱れ、ひどい肌荒れや吹き出物など、肌トラブルが頻発してしまうのです。
ちなみに、コットンは、摩擦になるのか。
コットンを使うときに、注意したい2つのポイントをチェック!
コットンの役割は化粧水や乳液を上手に肌に届けること。
一つめは、使用量です。使用量が少ないと、すぐにコットンが乾いてしまいますよね。そうすると、うるおいが物足りない気がして、乾きはじめたコットンを何度も肌にすべらせてしまう。それで肌を摩擦している、ということがありがちです。とくに、これまで手でつけていた人がコットンを使い始めるときは注意が必要です
コットンを使うときの使用量は、手でつけるときとは異なるという点を頭におきましょう。肌を摩擦しないですむ適量を使うことが大事です。
そして2点めは、力を入れないことです。力が強いと、当然、摩擦がおきますから、炎症につながります。軽く圧をかけるのは問題ありませんが、ゴシゴシとこすったり、パンパンと音がなるほど強く叩いたり、という使い方は避けましょう
肌を刺激する原因はコットンではなく、使い方のことが多いとのこと。当たり前のように思えるけれど、正しい使い方を覚えて、実践することが大事なポイントです。
コットン使用を避けるべき肌は、基本的にありません
敏感肌であったり、ニキビ肌であっても、基本的にコットンを使ってはいけない肌というものはありません。繰り返しになりますが、摩擦を起こさないことが基本中の基本です。その意味では、コットンでも手でも肌をついこすってしまうなら、コットンパックを取り入れるのも効果的ですね。また、うるおいを肌に届けるために、化粧水だけでなく乳液をコットンでなじませるのもいいでしょう。ベタつきが気にならず、まんべんなくなじませることができると思います。ただし、乳液をコットンづけするときも、十分な使用量を守ることがポイントです
医学的に見ると、コットンを使ったからといって、肌が弱くなったり、薄くなるということはないそう。それでも、毎日、朝晩、繰り返す行為だからこそ、摩擦を起こさずお手入れすることを忘れないことが美肌を育てるポイントです。お手入れのたびに“こすっていないかな?”“力が入りすぎていないかな?”とチェックしてみましょう。
高品質のコットンを選ぶこともポイントに
コットンを使う場合は、やはり肌に触れるものでもあるので品質をチェックすることも大事です。きちんと評価されているものを使うことが望ましいですね