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2021/11/27
美容・健康

呼吸してますか?


呼吸してますか?



不安のような精神的な不安定な状態のときは呼吸は深いでしょうか、浅いでしょうか?

 

はい、もちろん浅い呼吸です。

 

『では、逆にリラックスしている精神的に安定な状態のときは呼吸は深いでしょうか、浅いでしょうか?』

 

はい、もちろん深い呼吸です。

 

 

察しの良い方はもうお分かりのはず。呼吸が深くなれば不安やパニック障害のような症状は起きないのです。

 

ですが、皆さんはこう思うのではないでしょうか?

 

『精神的に不安定だから呼吸が浅くなるんでしょう?』

 

この答えは実は、呼吸が浅いことが先だって精神的に不安定になります

 

皆さんはこんな経験ありませんか?

 

どれだけ悩んでいる時でも温泉や気持ち良いマッサージを受けている時、とてもリラックスした気持ちになって嫌なことを忘れれたこと。

むしろ、嫌な事や仕事・人間関係の悩みを忘れたいから温泉やマッサージを受けるのではないでしょうか?

そして、この温泉やマッサージを受けている時の呼吸を思い出してください。『あ~~、気持ちい~~~』ってもろに呼吸が深くなっています。

 

 

これを科学的に説明すると、自律神経の話になります。

自律神経には交感神経と副交感神経というものがあり、簡単にいうと交感神経は『アクティブモード』、副交感神経は『リラックスモード』にする自動制御システム。

アクティブモードとは、心臓や肺を活発に動かして活動的に動けるようにすること。つまり、仕事している時や運動をしている時の状態です。

リラックスモードとは、胃腸などの消化機能や腎臓や大腸などの排泄機能を動かします。つまり、食事や休養している時の状態です。

呼吸が浅い状態というのは言い換えれば、活発に肺と心臓が動いてる状態となります。逆に呼吸が深いというのはゆっくりと肺が動くことで心臓も鼓動が小さくなります。

 

この肺と心臓の情報が、自律神経の中枢である視床下部(脳の一部分)に伝達されて、自動制御システムである交感神経と副交感神経の切り替えがなされます。

さらに、『アクティブモード』である交感神経は精神的な緊張状態も作ります、いわゆる臨戦態勢になります。

この交感神経が強い『臨戦態勢』の状態になると、悩み事や苦手な状況が引き金となって不安やパニック状態になります。

話を整理すると

呼吸が浅くなる(心臓と肺の動きが活発)⇒交感神経のスイッチオン⇒身体が臨戦態勢となる⇒悩み事や苦手な状況が引き金となって不安やパニック状態になる

 

 

なので、逆に言えば人間は呼吸が深くなれば副交感神経が強くなり、『リラックスモード』になることで悩み事や苦手な状況により不安やパニックの状態になりません




呼吸が落ち着けば不安・パニックにならないのは分かったけど、どれだけ深呼吸を意識しても呼吸が浅くなってしまう・・・

 

皆さんはこのように悩んでいると思います。

 

そもそも悩み事や嫌な事があると呼吸が浅くなってしまうのでは?

このように思う方も多いと思います。これは半分正しく半分正しくありません。

 

皆さんは呼吸は肺が自動的に行っているので、悩み事や嫌な事で精神的に弱くなると勝手に呼吸が浅くなると思っていますが、これは違います

 

実は呼吸は肺のみではできず、上半身の筋肉のサポートにより円滑に行うことができます。特に、横隔膜という筋肉が中心となり呼吸をします。

そして、肺を取り囲む胸郭(肋骨などで構成される胸の周りの骨)の周りの筋肉が働くことで深く呼吸ができます

なので、これらの筋肉の働きが悪いと呼吸は浅くなってしまいます。筋肉の働きが悪いとは、いわゆるコリがあると筋肉が伸び縮みし辛くなります。

 

そうです、実は『コリ』により呼吸が浅くなってしまっているのです。

 

じゃあ、なんで『コリ』が発生するのか?という答えは、日常生活の疲れから発生するのもそうなのですが、悩み事や嫌なことがあると皆さんは気づくと背中が丸まって下をうつむいていませんか?

この姿勢が『コリ』を悪化させます。

この姿勢は深く呼吸するために働く腹直筋、脊柱起立筋、胸鎖乳突筋などの緊張を強めてしまうため、簡単にいうと筋肉がこってしまい、伸び縮みの働きが悪くなります。

 

つまり、普段の背中を丸める姿勢や下を向いた状態が呼吸を浅くしてしまい、それが精神的な不安定さを作り、不安・パニックに陥ってしまうということです。





深い呼吸をすることのメリット



1:自律神経が整えられる(リラックス)

深呼吸をすることで新しい酸素が体内に取り込まれます。脳にも酸素が行き渡り、血液の循環が良くなります。

すると交感神経と副交感神経のバランスが整い、幸せホルモンと言われるセロトニンが分泌されるのです。

その結果、心身ともにリラックス効果を得ることができます。

2:内臓がマッサージされる

腹式の深呼吸をすると、息を吸った時にお腹が膨らんで酸素がたくさんお腹の中に取り込まれます。

すると横隔膜が上下して周囲の内臓器官に刺激が加わり、内臓がマッサージされます

内臓は体外から直接刺激を与えることができないので腹式の深呼吸でマッサージするのが一番良い方法です。

3:血液循環アップ、デトックス効果

深呼吸をすることで新しい酸素が体内に取り入れられます。

多くの人が意識しないで呼吸をすると胸式呼吸になりがちですが、腹式呼吸をすることで通常の35倍の酸素を体内に取り込むことができるのです。

空気を体内に取り入れると全身の細胞に酸素が行き渡り、内臓まわりをはじめ全身の血行を循環させる効果があります。

同時に老廃物や二酸化炭素が体外に排出されてデトックス効果も発揮します。

4:ストレス解消

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溜まったストレスを解消させるためにはリラックスする必要があります。リラックス状態は交感神経と副交感神経がバランスよく働いていることが不可欠です。

交感神経:緊張状態が続くと優位になる

副交感神経:のんびり休んでいると優位になる

この2つの神経のバランスが取れると自律神経が上手く働いていると言えます。

ストレスが溜まった状態は緊張状態で浅い呼吸になりやすいです。

そこで大きく息を吸い、ゆっくりと吐き出せば緊張状態を緩和させることができます。

5:便秘改善

深呼吸で大きく広がった横隔膜は内臓を刺激するとお伝えしました。

横隔膜の近くには腸があり、深呼吸によってマッサージされると腸の動きが活発になります。

すると排便が促進され便秘の解消が期待されます。

6:冷え性改善

緊張状態が続いている交感神経が優位な時は呼吸が浅くなります。一方でリラックスした状態の副交感神経が優位な時は呼吸が深いです。

疲れていたり、緊張感が続くときは意識的に深呼吸をし、副交感神経を優位にさせましょう。

深呼吸をすると酸素がたくさん体内に取り込まれ、血行が良くなります。

血行を良くして身体中の細胞を活性化させ体内をポカポカにさせましょう。

そうすることで冷え性の改善が期待されます。

7:生活習慣病の予防

深呼吸をするとプロスタグランジンI2とプロスタグランジンEという成分が体内に分泌されます。これらの物質は以下の病気の予防に効果的です。

・血管を広げ血圧を下げる=高血圧の予防
・血小板の凝集を抑えたり、コレステロール値の増加を防ぐ=脳梗塞・心筋梗塞の予防

呼吸を意識するだけで血圧を下げたり、コレステロール値の増加を抑えられたりと素晴らしいメリットがあります。

8:疲労回復が早くなる

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酸素が足りないとだるさや倦怠感を感じます。

疲労は運動をした時と同じように乳酸などの疲労物質が溜まります。

酸素にはそれらの疲労物質を分解してくれる働きがあるので、疲れが溜まっている時に深呼吸を行い体内に酸素を取り込みましょう。

意識的に深呼吸をすることで疲労感を素早く取り除くことができます。

9:頭痛を和らげる

たくさんの人が悩んでいる片頭痛ですが、この頭痛も深呼吸で緩和することができます。

というのも片頭痛は酸素が不足すると発しやすくなると言われているから。

酸素が少ないと血管が収縮してしまい、血管が広がっている時に比べ血液を脳に送りづらく負担が掛かります。その負担が片頭痛と言われているのです。

深呼吸をして体内に酸素を取り込みましょう。酸素を取り込んで血管が拡張されれば、片頭痛で悩むことも少なくなりますよ。

10:ダイエット効果

深呼吸でダイエットができるなんて信じがたいですよね。

しかし、1~6で挙げた以下の深呼吸の効果が得られれば必然的にダイエット効果も得ることができます。

  • 自律神経が整えられる
  • 内臓がマッサージされる
  • 血液循環アップ、デトックス効果
  • ストレス解消
  • 便秘改善
  • 冷え性改善

すぐにダイエット効果を得ることはできませんが、継続させることで徐々に効果が出てきます

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