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- 2022/01/10
- 美容・健康
5本指ソックスはどういいのか?
五本指ソックスのメリット
[メリット1] ふんばりが効きやすい
五本指ソックスは指が5本に分かれている分、しっかりバランスがとれてふんばりが効きやすいです。実際、グリップ付きの5本指ソックスを履いている方が静止時のバランスが取りやすいという実験結果もあります。
[メリット2] 指が動かせて気持ち良い!(血行もよくなる)
1本1本指が動かせるのは純粋に気持ちいいです(マッサージでも足の指を1本1本ほぐされると気持ちいいですよね)。あと、指を動かせることによって足の先まで血行が促進されます。足元はなかなか血の巡りが滞りがちなので、うれしいポイントですよね。
[メリット3] ムレにくいから臭い対策になる!
五本指ソックスは1本1本の指を覆うので、一番汗をかきやすい指と指の間のムレを吸収してくれます。
もともと足の臭いはムレた場所で雑菌が増殖することが原因。ムレを防ぐことで臭いのもとを断つことができます。
[メリット4] ムレにくいから水虫対策にもなる!
水虫ができる原因も足の臭いと同じで、ムレた場所での水虫菌の繁殖です。
なので、雑菌の繁殖を防止できる五本指ソックスはもちろん水虫対策にもなります。いつでもさらさらのクリーンな足でいられるのがうれしい!
[メリット5] 外反母趾によい!
普通のソックスやストッキングは履くと足先がすぼまっていますよね。これは外反母趾の変形を強くしてしまうことに繋がります。五本指ソックスなら指同士がばらけており、足先がすぼまらないデザインなので外反母趾の予防や改善に向いています。
外反母趾改善ソックスなども5本指に分かれています
デメリット
横アーチが広がり、疲れやすくなる
足の指同士に靴下の布地が2枚ずつ入ることによって、足指同士が離れます。
足指の間を離すことは、つまり指の骨と骨の隙間も広がります。
足の裏にはアーチが3つあるのですが、そのうちの横アーチがこれで広がってしまうのです。
横アーチには、歩いたり走ったりした時の足裏の衝撃を吸収する役割があります。
橋のアーチのような形が伸び縮みすることで着地する時の衝撃吸収をするのですが、広がりっぱなしになってしまうと、それができなくなってしまいます。
ランニング時の着地の衝撃が吸収しずらくなる、ということは足裏が疲れやすくなることにつながる、というわけです。
試しに、手の指でやってみると分かるのですが、親指以外の4本の指をくつけた状態と、離してパーにした状態で、手の平の具合が変わります。
掌を立てて、親指の側から見た時、4本の指の付け根部分が、パーにした時の方がぷくっと出ます。つまり、指が反ります。
これが足の場合は、ぷくっと出た部分が地面にドン、とぶつかりやすくなるということです。
五本指ソックスでも、アーチサポート機能はかなり重視されていて靴下自体に設計はされていることがほとんどなのですが、あえて五本指にしなくてもいいのでは・・・と思います。
足が冷えやすくなる
足の指同士が離れることで、実は足が冷えやすくなります。
足指の一本づつを靴下の布地で包むので温まるようなイメージがありますが、足指同士は隣り合って触れている方が、熱を発生させるんですね。
なので、指の間に布が2枚重なる五本指ソックスでは、熱を発生させることができなくて保温ができない、という仕組みになります。
手袋も五本指タイプよりもミトンタイプの方が保温性が高いですし、極寒の登山用靴下はラウンドタイプです。
なので、靴下を履くことそのもので防寒を狙うには、五本指タイプは向かないと言えます。
なお、足指を動かせることによる効果については、次のメリットのところで説明しますね。
指周りがキツくなる
5本指ソックスを履くことで、足の指周りには靴下の布地が増えて、足先周りが太くなります。
これによって、ランニングシューズを履いた時に、ラウンドタイプのソックスの場合に比べると、つま先周りの余裕が減ります。
五本指ソックスを履きたい人の理由の一つに「足指を動かせるようにしたい」というのがありますが、せっかくのソックスを履いても、足指を動かすスペースが靴の中になかったら動かせないですよね。
また、スポーツでは足指を動かしたり踏ん張れるようにする方がいいという考えもありますが、それも種目で変わってきます。
ランニングにおいては、着地して前へ進むことの繰り返しですから、足指を広げて地面にじっと踏ん張る瞬間はないです。
足指を使うにしても1本ずつ離れた状態で使う必要がない、と言う方がしっくりくるかな。
先ほどの手袋で言うところのミトンタイプはありだと思いますので、足袋形のソックスはいいと思います。