極上フェイシャルエステは大阪市中央区のe-jewel(イージュエル)

ブログ & ニュースblog & news

2022/01/15
美容・健康

オートミールとは?

オートミールとは?



麦から作られる~オートミールとは


オートミールは燕麦から作られたシリアル(※)の一種です。別名、オート麦やオートとも呼ばれます。

(※)シリアルは穀物を押しつぶして食べやすく加工したものです。保存食やインスタン食として用いられます。

ちなみにグラノーラという言葉は見たことがある、聞いたことがあるという方も多いと思いますが、グラノーラはオートミールをシロップなどで甘く味付けし、油などを絡めてオーブンで焼いたものです。



オーツ麦の悪玉コレステロール低下作用

オーツ麦は健康にいいことが知られている穀物ですが、特に血液中のLDL(悪玉)コレステロールを低下させる作用について多くの研究報告があります。この悪玉コレステロール低下作用に関与していると言われているのが、オーツ麦に含まれる水溶性食物繊維のβ-グルカンです*4

オーツ麦β-グルカンには腸内の消化物の粘度を高める性質があり、それによって糖質や脂質の吸収が遅くなることで、血中の悪玉コレステロール値が低下すると言われています*5

オーツ麦の悪玉コレステロール低下作用は、健康強調表示をすることがアメリカ食品医薬品局や欧州食品安全機関からも認められており、効果を得るには1日当たり少なくとも3gβ-グルカンを摂るべきとされています*6。コレステロールが高めの日本人を対象とした研究では、オートミール60gβ-グルカン:2.1g)を摂取すると、摂取期間中は血中の総コレステロール値が低下するという結果が報告されています*7

なお、β-グルカンは大麦にも豊富に含まれており、オーツ麦β-グルカンと同じく悪玉コレステロール低下作用があることが分かっています。詳しくは「大麦とその効用」をご覧ください。

オートミールは肌にもいい!?

オーツ麦にはβ-グルカンのほかにも健康に有用な成分が豊富に含まれています。特に注目されているのが、オーツ麦特有のポリフェノールである「アベナンスラミド」です。

アベナンスラミドの効果を報告した研究は数多くあり、炎症やかゆみを和らげる作用があることが分かってきています*8。実際に、オートミールは皮膚のかゆみを軽減するための局所療法として何世紀にもわたって使われてきました。現在では、シャンプーやシェービングジェル、保湿クリームなどオーツ麦成分を使用した製品は数多く市販されており、日本でも入手することができます。

抗酸化作用や抗炎症作用を持つアベナンスラミドは、動脈硬化の予防にも役立つ可能性が示されています*8。アベナンスラミドの大部分はオーツ麦の外皮(オートブラン)に存在しており*4、外皮にはβ-グルカンも豊富に含まれているので、オーツ麦の健康効果を最大限に取り入れるには外皮までまるごと食べられるオートミールがおすすめです。



食物繊維たっぷりで便秘改善効果あり

オートミールは、米やパンより食物繊維の量が多め。

水に溶けやすい水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維の2種類をバランスよく含む食品です。

おなかの調子を整えて便秘の予防・改善に役立つだけでなく、血糖値やコレステロールの上昇を抑えて糖尿病や動脈硬化のリスクを低減させる効果もあります。

鉄分・カルシウムなどのミネラルが豊富

オートミールは、燕麦を粒ごと加工して作られる全粒穀物です。

小麦や白米のように胚芽や種皮(ふすま・ぬか)が取り除かれていないので、これらの部分に含まれるミネラル類をまるごと体に取り込むことができます。

白米の6倍、食パンの4倍もの量を含む鉄分は、貧血やうつ病などの予防に効果的。

骨や歯のもととなるカルシウムの含有量も比較的多めです。

妊婦さんや子ども、赤ちゃんの離乳食にも

オートミールは、妊娠中の女性にとっても積極的に取り入れたい食品。

便秘になりがちな妊婦さんのお通じを助けつつ、妊娠中のカロリーコントロールや妊娠糖尿病の予防にも効果を発揮します。

また、成長期に不可欠な鉄分が豊富なので、子どもの朝食や離乳食としても大活躍。

離乳食にする場合は68ヵ月頃から、やわらかく煮たものをすりつぶして食べさせるようにしましょう。

一覧へ戻る