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2022/01/16
美容・健康

便秘の原因

便秘の原因




運動不足、水分不足、食物繊維不足、腹筋力の低下、極端なダイエットなどが誘因に。 副交感神経の過度の興奮によって腸管が緊張しすぎてしまい、便がうまく運ばれずに、ウサギのフンのようなコロコロとした便になるタイプ。 食後に下腹部痛、残便感などの症状があることも。 また便秘と下痢を交互にくり返すことも多い。


ストレスが大腸の動きを止める


 たとえ同じものを食べたとしても、便秘になる・ならないは、ひとそれぞれです。よく運動をしているかどうか、強いストレスをうけてはいないか、ぐっすりと眠れたかなどで、便秘になりやすさは変わってきます。なかでも一番の原因となりそうなのは、ストレスと運動不足です。

そもそもストレスで便秘になるのは、

 ひとの体は、いつもと違う環境など、緊張状態におかれると、自律神経が本能的に「いまは戦闘状態、非常時だ」と認識し、交感神経の働きを活発化させます。血管を収縮させて血圧をあげたり、心臓がドキドキと脈打って心拍数があがったり、すばやくからだが動かせるようにするのです。全力で闘ったり、逃げたりするための「闘争・逃走反応」といわれる生体防御反応です。

 じつはこのとき、交感神経は、胃や腸など消化器系の臓器に対しては、その働きを抑えるように指令をだし、胃や腸の動きを止めてしまいます。目の前の危険にそなえる非常時に、おなかがすいたり便意を催したりしては困るからです。こうしてストレスによる緊張状態が続くと、便通が抑えられ、便秘になりやすくなるわけです。

 旅行に出かけて、いつもと環境が変わったとき、多くの人は便秘になりがちです。明日は大切な何かがあるとき、たとえばみんなの前で発表をするといったときに、緊張状態が過剰になって、逆に下痢をするひともいます。過敏性腸症候群といわれています。

 もともと自律神経には、からだを活動的にさせる交感神経と、リラックスさせる副交感神経の2系統があり、昼間は交感神経が、夜は副交感神経が優位に働くことで、活動と休息のバランスをとっています。大腸など消化器系が活発に動くのは、このうち、副交感神経が優位のとき。便通をよくするためには、リラックスする時間が大切なのです。

運動不足・リズムの乱れで巣ごもり便秘に

 運動不足も便秘を引き起こします。適度にからだを動かすことは、全身の血行をよくして、腸をしっかりと動かすためにも重要です。じっとしている時間が長いと、大腸も動きがにぶくなってしまいます。運動不足や加齢による筋肉の衰えでも、便を押し出す力が弱くなります。介護が必要なお年寄りに便秘が多いのはこのためです。

 適度な運動にはストレスの発散効果があり、心の健康を保つためにも効果的です。腸と脳とは相互に作用しあいますから、精神的なストレスの解消は、腸の健康にもつながるのです。

――新型コロナウイルスによる在宅勤務や外出自粛で、巣ごもり便秘が増えています。やはり運動不足が効いていますか。

 在宅勤務の結果、便秘がちになることで、いかに私たちは、通勤・通学する日常のなかで、よく体を動かしていたかということが実感できます。仕事がデスクワーク中心でも、結構、会社や学校で無意識にいろいろ動き回っているわけです。

 定時におきて食事や活動をし、いろいろなことを考え生活する。そんな日常のリズムが乱れ、刺激の少ない生活になることは、あまりいいことではない。私たちはやはり、ある程度、適度な刺激を脳にうけ、からだを活性化させることを心掛けないといけません。

便秘の悩み、女性は男性の倍近く

――便秘のなりやすさには、性別による違いはありますか?

 厚生労働省の国民生活基礎調査(2016年)によると、男性は約40人に1人、女性では約20人に1人が便秘の症状を自覚しています。女性は男性の倍近く、便秘に悩んでいるひとがいます。

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