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- 2022/01/31
- 美容・健康
幹細胞とは?
美肌効果を得るためには、幹細胞のうち「表皮幹細胞」と「真皮幹細胞」の活動を活発にすることが重要です。なぜなら、これらが肌のターンオーバーや美容成分の生成を司っているからです。
ヒト幹細胞培養液に含まれている成長因子は、表皮幹細胞や真皮幹細胞に働きかけて、細胞の複製や分化を促します。その後、分化によって新たな表皮細胞や線維芽細胞がつくられます。
その結果、ターンオーバーが加速し、美容成分(コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンなど)が増産されます。そして肌が健康的な状態を維持しやすくなり、シワやシミ、たるみ、毛穴の開きや黒ずみ、ほうれい線、くすみなどが緩和されるのです。
従来の基礎化粧品は、老化によって減少したコラーゲンやヒアルロン酸などの美容成分を直接肌に塗布して補う、というものでした。しかしヒト幹細胞培養液は、成長因子を肌に補給することで細胞を活性化させ、自ら美容成分を作り出せる肌を目指す点において、他のものと大きく異なります。
培養液に含まれる代表的な成長因子
- EGF(上皮細胞成長因子)…表皮幹細胞に働きかけ、ターンオーバーを促進させる
- FGF(線維芽細胞成長因子)…真皮幹細胞に働きかけ、コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンなどの美容成分を増産させる。
- TGF(トランスフォーミング成長因子)…細胞の再生をサポートし、コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンの産生を促す。
- IGF(インスリン様成長因子)…細胞の再生をサポートし、コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンの産生を促す。
成分の安全性は高い
ヒト幹細胞培養液の安全性は高いといえます。理由は以下に述べる通りです。
まずヒト幹細胞培養液とは、人間の皮下脂肪やへその緒から採取した幹細胞を培養したときに分泌された成分から、幹細胞を取り除いたものです。「他人の細胞を肌に導入するって危なくないの?」と不安に思われる方もいるようですが、培養液の中にヒトの幹細胞は含まれていません。
細胞移植ではないので医療行為にも当たらず、異物が体内に侵入した際の免疫反応や拒絶反応も起こらないとされています。厚生労働省が定めた基準に従い、ヒトの幹細胞を完全に除去して精製しています。
また、製造過程での検査や衛生管理も徹底されています。ドナーに感染症や疾患がないかチェックしたうえで幹細胞を採取し、無菌室で製造。その後も何度か検査を重ねて基準をクリアしたものだけが製品として出荷されます。
次の表を見てもヒト由来ではないものに比べ、安全性が高いとわかります。
新しい技術だからこそ検査が徹底されているヒト幹細胞培養液。成分には、ひとまず安心していいでしょう。
ヒト・動物・植物幹細胞培養液の違い
幹細胞培養液はヒト由来のほか、動物や植物から採取して製造されたものもあります。それぞれの違いを表でまとめてみました。
|
ヒト幹細胞培養液 |
動物幹細胞培養液 |
植物幹細胞培養液 |
効果 |
エイジングケアに効果的 |
ハリの改善が期待できる |
肌表面を守る保湿力や抗酸化作用に優れている |
相性 |
最も人間の肌に適している |
細胞の仕組みが人間に近く、肌に馴染みやすい |
細胞の構造が異なるため、人間の肌に馴染みにくい |
細胞活性能力 |
熱による殺菌処理が不要なため、たんぱく質が多く含まれており、細胞活性能力が高い |
熱処理によってたんぱく質が分解されてしまい、細胞活性能力が低い |
そもそも細胞活性能力がない |
安全性 |
高い |
飼育環境などを考慮すると成分の安全性に不安が残る |
肌にどう作用するか判明していない部分が多い |
原料 |
ヒトの皮下脂肪、へその緒の臍帯血(さいたいけつ) |
羊の胎盤、羊の毛根 |
リンゴ、アルガンツリ |