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- 2022/02/20
- 美容・健康
春はなぜ情緒不安定に?!
春はなぜ情緒不安定に?
春にストレスを抱えやすくなる理由とは
春にストレスを溜め込んでしまう原因は、大きく「気温・気候の変化」と「仕事やプライベートにおける変化」の2つに分けられます。まずは、それぞれがどのように心身の負担となってしまうのかを見ていきましょう。
気温・気候の変化
寒い冬から暖かい春の気候へと移ることで発生する外気温の変化は、知らず知らずのうちにストレスの原因となっていることがあります。特に、「三寒四温」とも呼ばれる春先は、一日のうちに10℃近く気温が上下する日もあり、体温調節が難しくなってしまいます。
また、春は冬に比べて雨の日も多くなり、気圧が不安定に。天気の変化が起こりやすいと多くの人が自律神経のバランスを崩しやすくなり、心身にも負担がかかりがちです。
仕事やプライベートにおける変化
春は就職や転職、入学だけでなく、異動や昇進などの変化を迎える方も珍しくありません。新人が入社した、異動によって上司が変わったなど、新たな人間関係を築いていくことになる方もいるでしょう。また、この時期は通勤電車などの交通機関が混雑しやすいといわれ、そのためになかなか心が休まらない…なんていうことも。
春は、こうした気候や環境の変化に心身が追い付かず、精神面・肉体面それぞれに不調をきたす方が増えがちです。表立った症状がない場合でも、無意識のうちに疲労が蓄積されて、ゴールデンウィーク頃に「五月病」としてメンタル不調や体調不良に陥ることもあります。
このような「春に迎える変化」が多い方ほど、ストレス対策としてセルフケアを心掛けることが大切です。
解消法1 深い呼吸でカラダに溜まった「悪い気」を吐き出そう!
意識的にカラダに溜まった「悪い気」を吐き出すことで、「気」の巡りが良くなります。
おすすめなのが、呼吸によるデトックス。
ストレスも悪い気が滞ることで引き起こされます。ストレスが溜まると無意識についてしまう“ため息”も実は、カラダが「悪い気」を吐き出したいという本能的な反応のひとつで、吐く息と共に「悪い気」は外へ出ていってくれます。
①まずは、体中の「悪い気」をすべて吐き出すようなイメージで、ゆっくり、そしてしっかり空気を吐き出しましょう。
②それから、今度は「良い気」をカラダ全体に巡らせるような気持ちで、鼻からゆっくり、深く、吸い込んでいきます。胸だけでなくお腹の中まで、そしてそれがカラダのすみずみまで行きわたるようなイメージで行うのがポイントです。
このような深い呼吸を数回繰り返すことが、「悪い気」のデトックスにつながっていきます。
空気のキレイな朝や落ち着いた夕方、また水辺での呼吸もおすすめです。滝行に代表されるように川や海など水の流れる場所は、「邪気」を流すといわれ、「悪い気」を吐き出すのに最適です。時間がある時にリラックスもかねて訪れてみてはいかがでしょうか。
解消法2 心地よい香りと共にココロのリラックス時間を
良い香りを嗅ぐとココロが休まりませんか?
アロマオイルやハーブティーのように、良い香りは気の巡りを良くし、カラダをリラックスした状態へ導いてくれます。芳香浴を楽しんだり、香りの良い入浴剤をプラスしたり、寝る前にハーブティーを入れて一息ついたり。1日5分だけでも、香りと共にココロのリラックス時間を作ることで、気の巡りが良くなります。
どうしても時間の取れないあなたには香りのハンカチがおすすめです。ハンカチにお好きなアロマオイルを1滴たらすだけ。煮詰まった時やイライラした時にハンカチの香りを嗅いでリラックスしましょう。
<おすすめアロマオイル>
・イライラなど高揚した気持ちを抑えたいときに
「イランイラン」、「クラリセージ」、「サンダルウッド」の香り
・元気を出したい、リフレッシュしたいときに
「オレンジ」、「グレープフルーツ」、「ベルガモット」などの柑橘系
・リラックスしたいときや寝る前に神経を落ち着かせたいときに
「ラベンダー」、「ネロリ」、「ローズ」などの香り
<おすすめハーブティー>
・イライラしたとき
「ラベンダー」、「リンデン」、「レモンバーム」、「ローズ」、「カモミールジャーマン」など
・気持ちが塞いでくよくよしたとき
暗いココロに明るさを取り戻してくれる「セントジョーンズワート」
・イライラやくよくよでなかなか眠れないとき
寝る前に飲むと気持ちも落ち着いて眠りやすくなる「パッションフラワー」、「バレリアン」
好む香りは気の状態によって変わってきます。昨日は心地よく感じたのに今日は苦手に感じたり…なんてことも。その時に心地よいと思うもの、欲するものを使うのがベスト。違う香りをいくつか持っておいて、その日の気分によって使い分けるのがおすすめです。
解消法3 酸味はあなたの強い味方!
イライラすると酸っぱいものが欲しくなった経験はありませんか?実は漢方では、気が乱れたときには酸味のものを積極的にとるよう推奨しています。酸味の中でも特におすすめなのが柑橘類のような程よい酸味です。
<おすすめ柑橘類>
「オレンジ」や「グレープフルーツ」は勿論のこと、日本古来の「ユズ」や「スダチ」、「カボス」など
いつもの料理に果汁や擦り下ろした皮をプラスするだけで気の巡りが良くなります。
使い終わった皮はお風呂に入れてアロマ風呂として楽しむのも良いですね。
忙しいあなたには手軽なユズ茶やマーマレードはいかがでしょう。ハーブティーにマーマレードを入れると美味しいだけでなくダブルの効果が狙えます。その他、程よい酸味のハイビスカスやローズヒップのハーブティーや最近流行の飲むお酢などもとてもおすすめです。