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2022/03/08
美容・健康

ラメラ構造って何?

ラメラ構造って何?



ラメラ構造の基礎知識

肌のうるおいの源となる「ラメラ構造」は、ミルフィーユのような層状構造が特徴。このバランスを整えることで、健康でうるおいのある美肌をキープすることができる。

ラメラ構造とは

ラメラ構造とは層のように重なり合う構造のこと。「ラメラ」は、葉緑体(光合成を行う植物の細胞小器官)の内部にある層状の構造物を指す言葉でもある。美容業界では、皮膚の角質層を構成する細胞と細胞の間にある細胞間脂質の構造のことを指す。細胞間脂質は水と油の層状構造をなし、肌の水分蒸発や外的刺激の侵入などを防ぎバリア機能の役割を果たしている。

人間の肌の仕組み

人間の肌は、外側から順に表皮・真皮・皮下組織と主に3層に分かれ、さらに表皮は外側から順に角質層・顆粒層・有棘層・基底層に分かれている。角質層の厚さは、ラップ1枚に相当する0.02mmほどと非常に薄い。その角質層は細胞間脂質と角質細胞からなる。角質細胞の水分は、水分保持の役割を持つ天然保湿因子(NMF)によって保たれる。ラメラ構造の乱れは肌荒れを引き起こすとされ、ラメラ構造を整えることで肌の潤いはキープされる。


ラメラ構造が乱れる原因

肌への刺激や加齢が原因となってラメラ構造は崩れる。また洗浄料に含まれる界面活性剤がラメラ構造に侵入し乱れることも。クラシエホームプロダクツのビューティケア研究所が行った研究では、洗浄後の肌は水分量が減少していることが判明。乱れたラメラ構造の隙間から水分が逃げてしまうことが確認された。またラメラ構造が乱れて肌のバリア機能が低下すると、水分が失われて乾燥したり、紫外線や摩擦による刺激でダメージを受けやすくなる。


ラメラ構造を整えるためのポイント

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洗顔方法や化粧品選びを誤ると、ラメラ構造を壊して肌の保護機能を失ってしまう原因になります。

ただし壊れてしまったラメラ構造も、適切な対処をすれば回復することが可能です。

ラメラ構造を修復し、正常な状態を保つためにはどのような対策を取るべきなのかをご紹介していきます。

 

グルコシルセラミドを含む食材を摂取する

「グルコシルセラミド」と呼ばれる成分を多く含む食物を摂取すると、肌のバリア機能を構築する「セラミド」の原料となり、健康的なラメラ構造を作る助けになってくれます。

別名「スフィンゴ糖脂質」とも呼ばれるこの成分は、次のような食材に多く含まれます。

ごぼう

わかめなどの海藻類

黒ゴマ

そば

こんにゃく

特に昆布、のり、ひじきなどの海藻類は、食物繊維が豊富でミネラルも多く含む食材です。

青魚などに含まれるEPAという良質な脂肪酸も摂取できるため、積極的に食事メニューに取り入れたいところです。

 

外部刺激を減らす

肌への摩擦や紫外線は、ラメラ構造を壊す原因になります。これらの刺激を避けることができれば、肌への物理的なダメージが軽減されラメラ構造の修復が進むことになります。

具体的には、普段の洗顔やスキンケアの見直しが重要です。

たとえばクレンジングや洗顔の際には、強くこする洗い方をやめて、「適切な温度のお湯を使用した肌を傷つけない洗顔方法を実践する」ことや、「スキンケアの最後には日焼け止めを塗り、日頃からしっかりと紫外線対策をする」といった方法などが効果的です。

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