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2022/03/19
美容・健康

ターンオーバーとは?

ターンオーバーってなに?


まず、皮膚組織は大きく3つに分かれています。上から表皮、真皮、皮下組織の3層で形成されています。
ターンオーバーとは、皮膚組織の一番上の表皮で起こる細胞の生まれ変わりのことです。表皮は基底層・有棘層・顆粒層・角層の4層に分けられ、表皮は主に角化細胞から構成されます。角化細胞は基底層で分裂し基底層で分裂し、基底細胞有棘細胞顆粒細胞角化細胞と分化、成熟しながら上層へ移動し角層を形成したあと、垢となり脱落します。この過程を角化といい、角化し脱落するまでに要する過程をターンオーバーといいます。
ターンオーバーの周期は20代の健康な方であれば約28日です。年齢を重ねると新陳代謝が下がり、ターンオーバーの周期は長くなります。個人差はありますが、3040代だと約45日ほどの日数が必要になります。
このターンオーバーの周期が乱れると、さまざまな肌トラブルが起こってきます。
ターンオーバーは早くなりすぎても、遅くても肌トラブルが起こりやすくなります。


◆さまざまなトラブル◆
〈肌の乾燥〉
ターンオーバーが乱れるとバリア機能が失われ、肌の乾燥トラブルが起きます。
本来、お肌には正常なターンオーバーによりバリア機能が働いています。
しかし、ターンオーバーが乱れることでバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなるため、水分を蓄えることができない状態になります。

〈シミ、色素沈着〉
シミやニキビ跡の原因となるメラニンも、ターンオーバーが遅くなると排出されずに、古い細胞とともに蓄積されます。これが繰り返されると、色素沈着が起こり、シミやニキビ跡の原因となります。

〈シワ〉
小ジワはお肌のターンオーバーのサイクルが乱れ、表情筋を動かす際にできる「お肌の溝」が回復せず定着した状態のものです。
正常な代謝のサイクルであれば目立たない小ジワも、サイクルが乱れて角質が厚くなり柔軟性や水分を失ってくると、より深い溝が刻まれ目立つようになります。

〈くすみ〉
ターンオーバーが遅くなると本来あるべき古い角質の剥がれ落ちるスピードが遅くなり、古い角質がいつまでも肌の上に残ってしまいます。古くなって、本来剥がれ落ちるべき角質は、新しい角質よりもくすんで黒ずんでいることから、古い角質が残っているとお肌がくすんで見えてしまいます。

◆ターンオーバーの乱れる原因・対策◆
①間違ったスキンケア

メイクの落とし忘れなど、小さな積み重ねが原因で、本来剥がれるべき角質細胞が肌にとどまってしまい、角質肥厚を起こすことがあります。また、タオルでゴシゴシ擦るのもよくありません。摩擦の刺激により、防衛力を高めようと角質を強化しようと肥厚していきます。洗顔料は適切な量を使用し、優しく行いましょう。そして、すぐに保湿をし乾燥を防ぎましょう。

②紫外線

強い紫外線だけでなく、日常の弱い紫外線であっても、肌はダメージを受けています。
こうした肌へのダメージもターンオーバーを乱す大きな原因です。細胞がダメージを受けると、修復しようとしてターンオーバーを早めてしまいます。そして、紫外線から肌を守るために角質を厚くしてしまいます。
外出時には必ず日焼け止めを塗り、しっかり紫外線対策をしましょう。

③精神的ストレス

過度な精神的ストレスもターンオーバーを乱す原因になります。ストレスは、血管収縮による肌の栄養不足や、自律神経の乱れ、ホルモンバランスの乱れを引き起こし、その結果、肌のスムーズな新陳代謝を阻害してしまいます。

④生活習慣

肌のターンオーバーの正常化を阻害する、大きな原因は生活習慣にもあります。
睡眠も大きく関わってきます。睡眠不足がターンオーバーを低下させる理由は成長ホルモンにあります。成長ホルモンは血流と共に肌に栄養を運ぶことでターンオーバーを促進させます。成長ホルモンが活発に分泌されるのは睡眠中です。睡眠不足が成長ホルモンの分泌を妨げ、結果ターンオーバーを低下させてしまうのです。
質の良い睡眠が取れるように環境を整えましょう。
また、栄養バランスのいい食事はターンオーバーを整えるためには必須です。特に皮膚の元になるたんぱく質を摂らないと、肌の不調を引き起こします。また、たんぱく質を上手に吸収するためのビタミンやミネラルも必要です。肉、魚、乳製品、卵などと、野菜や海草、キノコ類などをバランスよく摂取することが大切です。
喫煙や過度な飲酒も、血液循環や代謝機能に影響を与えることで、ターンオーバーの乱れにつながり、肌荒れや老化肌を促進する一大原因です。

⑤加齢

加齢によりターンオーバーは遅れていきます。それはある程度はしかたないことですが、生活習慣を改めることで、少しでも正常化に導くことができます。

⑥便秘

便秘によって腸内環境が悪化すると、老廃物などの有害物質が血液中に溶け出し全身に巡ります。肌はその有害物質を、汗や皮脂と一緒に毛穴などから体外へ排出するのに手いっぱいになり本来の役割である肌のターンオーバー機能が低下してしまいます。

⑦運動不足

運動しないと血液の流れが停滞し体のすみずみまで必要な栄養分が行きわたらなくなってしまうため、適度な運動が大切です。




ターンオーバーが早すぎると敏感肌に

ターンオーバーを促進することで解決しない肌トラブルのひとつは、敏感肌。敏感肌は生まれついての肌質ではなく、ターンオーバーが早すぎる状態だといわれています。

ターンオーバーが早くなりすぎると、肌表面に未成熟な細胞が露出。そのため水分を充分に保てなかったり、些細な外的刺激が大きなダメージになったりして、肌が荒れてしまうのです。


このようにターンオーバーを整える事はお肌の健康にとても大切です。お肌のトラブルにお悩みの方は生活習慣を見直してみることも重要なのです。そしてスキンケア用品を用いてしっかりと保湿を行い日常から紫外線対策を行いましょう。


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