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2022/03/21
美容・健康

水道水は危険?

道水はそのまま飲むと危険?あまり知られていない日本の水事情


水道水が飲めることは当たり前ではないのです。

国土交通省が発表したデータによると、水道水が飲める国は世界でもたった15か国しか存在しないのです。

日本の水道水の水質基準は、1957年に施行された「水道法」によって定められています。

日本の水道水は、塩素消毒を行うことで殺菌しているため、そのまま飲めると世界に誇っていいほどのクオリティです。

各水道局の扱う水質は異なるので行っている施策は異なりますが、安全でおいしい水を届けてくれています。

しかし、水道水は安全ですが危険も多く含んでいます。

水道水が果たして100%問題ないと言えば答えはNoです。

日本の水道水には以下3つの問題があります。

1.鉛製給水管の問題と清掃について

平成27年度の水道普及率は97.9%となり、多くの給水管が使われています。

そして1980年代後半まで鉛製の給水管が使用されていました。

鉛製の給水管は、長時間水を使っていない場合、鉛の成分が水に溶け出る恐れがあります。

また鉛製の給水管でなくとも、法定耐用年数40年を超過しているものも使われています。

そのため腐食性土壌に起因する漏水事故が起きているなど水道管の耐震化率は低くなっています。

そして古くから使用している水道管には、水道管の中に水垢や錆が付着することが多いです。

国としても大規模震災への懸念などもあり、水道施設整備費の平成28年度予算を前年比103%の確保をして水道管路緊急改善事業を創設していますが、まだまだ対応は始まったばかりです。

また、水道局では各家庭までの水道管を定期的に洗浄していますが、家庭内の配管は範囲外となっています。

つまり、ご家庭で使う水道管の洗浄はあなたの責任なのです。

消毒後にこの水道管を通るわけですから、蛇口から出る水道水は果たして安全なのか疑問が残るところですね。

2.貯水タンクの清掃について

貯水タンクの管理は国ではなく検査や清掃を厚生労働大臣に認可をもらっている事業者が点検するものとなっています。

10tを超える貯水タンクを備えた給水設備は簡易専用水道として、水道法で1年以内ごとに1回、水槽の清掃や厚生労働大臣の指定する検査機関等による定期検査などを行うことが義務づけられています。

しかし、有効容量が10t以下の貯水タンクの場合は、小規模受水槽として基本的には所有者任せとなります。

貯水タンクは全国に約110万箇所。そのうち10tを超えるタンクは約21万施設あります。

残り89万施設は10t以下のタンクです。

小規模受水槽の点検清掃率は3%程度と言われており、残り97%(約86万施設)は野放し状態ということです。

3.水質基準の塩素濃度について

水道水は必ず塩素によって微生物の消毒をしています。

水道法第22に定められた衛生上の措置として、厚生労働省令により水道水には遊離残留塩素を0.1mg/L以上保持することが義務づけられています。

しかし多く残留していると味やにおいに影響がでるため上限1mg/Lに抑えるよう水質管理目標値もあります。

水道水を安全にするための塩素は私たち人間にとって有害な物質になり、水道水特有のカルキ臭の原因でもあります。

マンションやアパートでも水道水は飲めるように水道法で守られている

日本の水道水は水道法により水質基準が厳密に定められています。

消毒のために塩素が含まれているとお伝えしましたが、健康を害することのない微量になります。

水道法の規定


残留塩素

1mg/L以下

トリハロメタン

0.1mg/L以下

WHO(世界保健機関)の飲料水ガイドラインでは、健康に影響がない残留塩素の濃度を5mg/L以下」としています。

日本の水道水の基準値は「1mg/L以下」になるので、5分の1の濃度にまで抑えられているため塩素が健康に被害を与えることはまず無いでしょう。

つまり、水道水をそのまま飲んでも健康に害はありません。

しかし前述したように「貯水タンクや水道管の衛生面から100%安全とは言えません」ので、気になるという方は沸騰してから飲みましょう。

水道水を沸騰させると安全に飲める


水道水を10分~15分沸騰し続けてください。

注意が必要なのは「必ず沸騰した状態で最低でも10分は加熱し続けること」です。

加熱時間が短いとトリハロメタンが逆に増加してしまいます。

また、冷蔵庫での長期保管も避けましょう。

沸騰させると塩素による消毒効果がなくなるため、細菌が繁殖するリスクが高くなります。

面倒ですが大量に作り置きせず、都度飲み切るようにしてください。

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東京の水道水はマズくて飲めない!?


「東京の水は不味くて飲めない」「千葉県に引っ越してきてから肌荒れがひどくなった」と言われたことがあります。

聞けば、地方から都会に引っ越してきた方が多かったです。

中には、ずっと東京在住の方でも水道水はそのまま飲めないから煮沸するという方もいました。

ではなぜ、東京のような都会の水は地方に比べて美味しくないのでしょうか。

その昔、東京や千葉県の飲み水に使われていた利根川水系の水はひどく汚れていました。

同時に浄水設備の性能や配備も遅れていたこともあり、塩素を強めに使っていた時期があります。

その結果、東京の水はまずいと言われるようになりました。

しかし、現在では高度な浄水設備が整えられ残留塩素も水道法で定める下限値(1mg/L以下)になり、飲める水として認知されています。

以前に比べて東京の水はかなり美味しくなったのに、まずいという意見が未だに無くならないのには3つの理由があります。

まずいと言われる理由

①都会はマンションが多い

②マンションの水道管の劣化

③地方に比べて水源のキレイさが違う

1.都会はマンションが多い

東京のような都会にはマンションやアパートが地方に比べて圧倒的に多いです。

マンションやアパートは一旦、貯水槽に蓄えてから各家庭に水を送ります。


浄水場から送られてきた水を貯える貯水槽の清掃が行き届いていないと、ご家庭の蛇口から出る水道水が美味しくないのは当然です。

小規模のマンションやアパートの貯水槽の管理は大家さんや管理会社がする場合が多く、定期的に清掃会社に依頼します。

しかし、実際のところ管理が行き届いていないことがあり、それが原因で水が美味しくないということがあります。

2.マンションの水道管の劣化

マンションやアパートには貯水槽以外にも問題があります。

それは水道管の腐食や劣化です。


マンションやアパートには水道管が血管のように張り巡らされていますが、この水道管に問題があると水の質や味も悪くなります。

また、現在はステンレス製の水道管が一般的ですが、平成10年頃までに建築された建物には鉄製の水道管が使用されていました。

鉄製の水道管の寿命は20年くらいと言われ、それ以降はサビてしまいます。

結果的に、水道水に鉄サビや赤水が混じる原因となって鉄臭くて美味しくありません。

水道管の取り替えには莫大な費用が掛かり、クリーニングには漏水のリスクが伴います。

3.地方に比べて水源のキレイさが違う

東京の水がいくら美味しくなっても、北海道や長野県、山梨県といった地方に住んでいた人からすれば違いは明らかです。

大自然や山脈に育まれた水源と都会の川とでは差が出て当然です。

肌荒れがひどくなったという方もいましたが、都会の空気も理由にはありそうです。

水道水に鉄サビ・赤水が出る原因と対処法

水道水を使っていると鉄サビが混じっていたり赤水が出たりすることがあります。

実際、このような経験をすると「飲んでも健康被害はないのだろうか」「洗濯機が壊れてしまわないか」と心配になりますよね。

水道水に鉄サビが混じる原因は「水道管に使用されている鉄が酸化すること」にあります。

水に触れる水道管に鉄を使用すればサビることくらい誰でも分かることなのですが、築年数の古い建物には鉄が使用されていました。

近年では「ポリエチレン管」HIVP管」など鉄管に変わる素材を使用した施工に変わっています。

サビや赤水が出る建物の特徴

近年は、鉄を使用しないポリエチレン製の水道管が主流になっていますが、平成4年頃までの建物の水道管には鉄が使用されている場合があります。

そして、鉄製からポリエチレン製の水道管への移行には時間が掛かったこともあり、平成10年頃までの建物の水道管には鉄が使われている可能性が高いとされています。

築年数の古い物件は家賃が安いメリットがありますが、肉眼で確認出来ない箇所の劣化や老朽化があるので注意が必要です。

水道水のサビは飲んだら危険?

水道水をコップに入れて鉄サビがプカプカ浮いていたら飲む気はしません。

しかし、ご飯を炊くのにもお風呂にも水道水は使用するので、知らずに口に入れているかもしれません。

ただし少しくらい鉄サビを飲んでしまっても人体には影響は無いとされています。

警戒していれば多量に摂取してしまうこともないので、そこまで心配する必要はないでしょう。

それよりも、人間の身体以外の箇所が影響を受ける可能性が高いです。

・全自動洗濯機の故障
・浄水器の目詰まり
・水道管から漏水

特に水道水を扱う機械は故障の原因になるかもしれませんし、蛇口に取り付ける浄水器にも同じことが言えます。

ほとんどの浄水器には活性炭フィルターという、ろ過機能が付いていますが鉄サビほどの大きなサイズだと目詰まりを起こします。

結果的に浄水器の交換頻度が上がってしまい費用が増えてしまいます。

そして、最も被害が大きいのは水道管そのものが詰まり漏水を引き起こしてしまうケースです。

水道管は床下を通っているので、水漏れしてしまうと階下にも影響が出てしまう恐れがあります。

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