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2022/03/28
美容・健康

朝ご飯の謎

これまで朝ごはんが重要だと言われてきたわけ


朝、目が覚めた後もしばらくは頭がボーっとして考えにくいという経験はありませんか。これは脳のエネルギー源であるブドウ糖が体内に少なくなっているのが原因と言われます。


脳の活動を支える主な栄養素はブドウ糖です。また体内で消費される酸素の約2割を脳が使っています。脳を朝からしっかり動かそうとすれば、十分なブドウ糖と酸素が必要ということになります。


つまり、朝からしっかりごはんを食べて、ブドウ糖を補わなければ、脳は燃料なしで走り出さなければならず、必要なエネルギーが足りずに仕事の効率が落ちてしまいます。


朝ごはんは必要ないと言われ始めた理由

一方で、「朝ごはんは必ずしも必要ない」という医師もいます。その理由は「過食」の状態を作ってしまうからだそう。


昔に比べて、現代の人は夜型生活を送る人が増えています。コンビニも24時間開いていますから、ちょっとコンビニまで走れば夜中でも食べ物を買うことができます。なかには夜の10時を過ぎて夜ご飯を食べる人もいる時代です。

本来、睡眠中であるべき時間に食事をしたのでは、朝にお腹が空かなくても当然です。そんな人は、むしろ朝ごはんを抜いたほうが、体重の増加を防ぐことができて、よからぬ病気の予防になるという考え方に基づいているのです。


夜ごはんをたくさん食べてしまった場合、夜ごはんの時間が遅かった場合などは、必ずしも朝ごはんにこだわっていると、確かに「過食状態」になるかもしれませんね。

成長期の子どもは例外!朝ごはんはしっかり食べさせよう

専門家でさえ意見が分かれる朝ごはんの考え方ですが、共通していることもあります。それは子どもに対しての朝ごはんです。


育ち盛りの子どもは、成長するために必要な栄養素をしっかりと摂取しなければなりません。子どもは一度に食べる量が少ないこともあり、朝ごはんはとても重要です。朝ごはんを食べずに学校に行くと、頭がボーっとしたり、集中力がなくなってしまいます。実際に、朝ごはんを食べる子どものほうが成績が良く、肥満率も少ない!という研究データがそれを証明しています。


しかし現代の子どもは、大人同様に夜型の生活を送っているとも言われています。3度の食事は1日を規則正しく送るために重要な役割を担っていて、なかでも朝ごはんは1日のスタートして、欠かせません。


成長期にある子どもに対しては、毎朝きちんと朝ごはんを食べさせるようにしましょう。その結果、生活のリズムができるだけでなく、学校でも勉強に集中ができるようになるでしょう。

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